Design:ハンス・J・ウェグナー(1965年)
Color:-
Material:アッシュ、メープル、オーク、チェリー、マホガニー、ウォールナット
座:レザー、脚:ポリッシュドステンレススチール
Size:W63 D46 H68 SH43
Manufacturer Link:PPモブラー
1965年に発表された「PP701 アームチェア」。PP701はウェグナーの作品の中でも貴重なスチールを使った作品の一つです。
最大の特徴である繊細で美しい笠木は、4つの無垢材を2枚の薄い木材で寄せ木にし、さらに十字型の「契」で結んだものを職人の手により丁寧に削り出されたものである。本来左右の部材を繋ぐ際に強度を高める役割の「契」をあえて意匠のポイントとして見せるあたりはさすがウェグナーである。
ウェグナーは自らデザインした椅子の中でどれが一番好きかと妻のインガに質問を投げかけると、インガが答えたのはウェグナーが彼女のためにデザインしたダイニングチェア「PP701」でした。それを聞きウェグナーは「私もこのPP701が最も好きである。なぜならインガが好きな椅子だから」と言ったそうです。