「暮らす環境」が人の心や生き方に大きな影響を与える

私はインテリアコーディネーターという職業に惹かれたのは、人生において「暮らす環境」が人の心や生き方に大きな影響を与えると強く感じたからです。人は毎日、家という空間で多くの時間を過ごします。その空間が心地良いものであれば、自然と気持ちは前向きになり、逆に居心地の悪さを感じると気持ちが沈んでしまうこともある。暮らしと心の関係は切り離せないと実感したことが、私の大きな動機となりました。

特に私が大切にしたいのは「家族に快適に過ごしてもらいたい」という思いです。身近な人が安心して笑顔で暮らせる環境は、そこで過ごす時間をより豊かなものにし、家族の絆を深める力も持っています。たとえば、明るい日差しが差し込むリビングは自然と会話を生み、落ち着いた色合いの寝室は心身を休める場所となり、使いやすく整ったキッチンは日々の食事を楽しみに変えてくれます。それぞれの空間に込められた工夫や心遣いが、日々の生活を支え、家族の心を癒してくれるのです。こうした小さな積み重ねが暮らし全体を形づくり、人生に温もりを与えると感じています。

「そこで暮らす人の思いを形にする」こと


また、暮らしの中で「心地よさ」を追求することは、単なる見た目の美しさだけではなく、人の幸福度を大きく高めるものだと思います。好きな家具に囲まれたり、自然素材のぬくもりを感じたり、自分らしさを反映した空間で過ごすことで、人は安心感を覚え、明日への活力を得ることが出来ます。さらに、家という空間は家族や友人と時間を共有する場でもあり、その心地良さは人間関係を円滑にし、笑顔の輪を広げていく力を持っています。大切な人と一緒に過ごす場所が整っているということは、人生そのものを豊かに彩る大切な要素なのです。

私はそのような暮らしを実現するお手伝いができることに、大きなやりがいを感じます。ただ「空間を整える」ことではなく、「そこで暮らす人の思いを形にする」こと。理想のライフスタイルを一緒に考え、日々の中に小さな幸せを感じられる住まいを創ることが、私がこの仕事に込めたい願いです。インテリアを通して人の暮らしに寄り添い、心地良さを届けられる存在でありたい。そのために私は学び続け、常に新しい知識や感性を取り入れながら、お客様一人ひとりに合った提案ができるよう努力を重ねていきたいと思います。

インテリアは単なる装飾ではなく、人の心を支える大切な基盤であり、その役割は非常に大きいと感じています。だからこそ私は、この仕事に携わる中で「人の暮らしに寄り添い続ける」という姿勢を忘れずに、心から満足していただける空間づくりを目指していきたい。それが、私がインテリアコーディネーターという道を志した理由であり、これからの人生で大切にしていきたい想いです。
お客様の想いに寄り添えるよう、私自身も努力し、日々成長して行きたいです。